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ブダペスト・ウィーン旅行記 18 [ブダペスト・ウィーン]

2004・2・2(月) ウィーン散策編 (ホーフブルク王宮)

6:30起床。

朝から曇り空だったので、折りたたみ傘を持って8:00過ぎにはホテルを出る

地下鉄を乗り換えながらホーフブルクへ。

ウィーンカードが大活躍です

 

駅を出て、自分たちの現在地を確認せず、ずんずん足が前へ前へと進みます。

前へ前へ前へ前へと進みます。

すると、歴史的な豪華な屋敷がずらりと並ぶ広場に出ました。

広場にはナポレオンのような、人が馬に跨った銅像が建てられている。

それらを見ながら

「ヨーロッパでは古い建物もこうしてちゃんと保存してあるんやなあ。キレイなあ」

なんて呑気なことを言いながら、そのまま大通りをつき抜ける。

・・・・・・・・アレ?

地図によるとさっき通った辺りにホーフブルクがあるはず。

なれどもシェーンブルンのような、王宮は見当たらない。

「?????おっかしいなあ」ともう一度引き返す。

すると、帽子を被ったおじいちゃんに出会い、「ホーフブルクに行きたい」と伝えると

「あれだよ」と今しがた通りすぎた館を指さす。

「ほえっ?アレ?」とボケボケの私ら姉妹を見たおじいちゃんは

「ついといで」と頼もしく案内をしてくれた。

どうやらそのおじいちゃんは、観光客に会っては案内役を自らかって出てやっているようだった

よっぽど王宮が好きなのか、はたまた世話好きなのか

何にせよ助かりました~

こっちに来てから助けられてばっかりだなあ

 

王宮に入るとカウンターに行き、シェーブルンと同じくオーディオガイドを借りて王宮内を回る

1階~3階?部分は大量の銀食器!その中にはシシィが旅の間ずっと使っていたという

お食事セット(スプーン・フォークなど)がケース付きで展示されていた

こういうのを見ると

「ああ 確かに彼女は存在したんだなあ」と思えて鳥肌が立つ

 

本当にすごい量の銀食器で、これだけ見るのに1日を費やしてしまうと判断し、

早々に切り上げて皇帝の部屋へと移動。

皇帝の階段を一つ一つ上る度に

「あああ この階段をフランツさんが上ったのね~」と感慨深くなっていく

 

皇帝の執務室で息子のルドルフの悲報を聞いたという

その部屋に入った。やはり家族を愛する彼は、壁には家族の写真が飾られてあり

それが逆に切ない気持ちにさせた。

家族から一人取り残された後も 皇帝として生き、生涯を終えた彼。

なんだか部屋にいると胸がきゅ~んとなりました。

 

さてさてようやくシシィの化粧部屋に辿り着いた私達。

意気揚々と部屋に入る。

この旅 一番の目当てでもあるこの部屋とやっとご対面です

この部屋は、ダイエットに命を懸けた彼女らしさを現す部屋でもあります。

吊り輪・体重計・そしてなんといってもバスタブ!!

これを目当てに部屋に入ったのですが・・・・

 

どこからともなく ウィ~ン ゴ~ン ガガガッ

と音がした。「?????」

音がする方向を見るとそこには!!

掃除のおばちゃんが、すでに王宮はオープンしているにも関わらず、

なんともまあマイペースで掃除をしているでありませんくあっ!!

 

 え?掃除ですか?今?しかもよりにもよってシシィの部屋で?

私、ここが一番見たかった部屋なんですけど?

掃除のおばちゃんに邪魔されるなんて、

思ってもみませんでしたが?

 

私達姉妹の視線なんかお構いなく、掃除機を動かし続けるおばちゃん

しかも無表情で。

ブィーン ゴゴゴッ っていやちょっと待って!!

今展示されてる椅子に掃除機思いっきりあたりましたよね?

ガツンて音しましたよね?

 

シシィが使っていた椅子に!!

 

や、もしかしたらレプリカかもしれませんけど、それでも全然慌ててませんよね?

傷がついてしまっているかもしれんのに!

私ら見てる目の前で!ちょっとは気にしようぜ おばちゃんっ

と、つっこみをいれたくなった瞬間

ピーピーピーと音が鳴り出した。

うちら姉妹は何がなんだかで慌てふためく。

それでもおばちゃんは「何よ?」的な顔をして私ら姉妹を見て、

また掃除機を使い出す。

部屋にロープが掛けられているのですが、ここから入ると音が鳴り出す仕組み

になっているようで、それで鳴ったみたいなんですが

私達はもちろんロープから先、入ってません

 

ってことは、やっぱ おばちゃんアンタやん!!

 

何ス無視してんのさ!!まるで私らが悪いみたいやん!

と、もうおよそ1分間程の出来事にも関わらず、今日1日ご馳走様的な出来事でした。

この化粧室を出れば、ヨーロッパでは始めてお風呂を部屋に入れた

シシィの銀色のバスタブがある部屋なのですが・・・・・

そんなこと感慨深くなれるハズもなく、この部屋入った瞬間

大爆笑!!

一気に笑いが吹き出してしまい、情緒ある感動なんか微塵もありゃしませんでした

せっかく、シシィが居たことを一番に今回の旅で感じれる部屋♪と

思っていたのに・・・・・まさかの出来事。

でもこれが旅ですよね

何事もなく終わるもよしですが、

やはり関西の人間なんで 笑いのネタを提供してくれてありがとう という気持ちです

あのおばちゃん、まだ居るやろか・・・笑

 

王宮の後はカフェ デーメルへ

 

 


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